ご覧になっていただきありがとうございます!
今回は、接骨院/整骨院、整形外科の違いは?そして整体院(カイロプラクティック)との区別についてお話していきたいと思います。
この記事を読んでいるということはおそらく、接骨院/整骨院や整形外科、もしくは整体院にすでに通っている、これから行ってみたいけど違いがよくわからない、といった方がほとんどではないかと。
言葉は似ているんですが、内容を理解してしまえば全く難しいことはないので、この記事を読んで、しっかりと解決してっちゃって下さい!
ちなみに接骨院と整骨院の違いはご存知でしょうか?
これに関しても、友人や患者さんにもよく聞かれることなんですが、答えは接骨院と整骨院に違いはありません。
病院でいう、「○○医院」と「○○クリニック」が一緒のように。
なので、「接骨院=整骨院」と憶えておきましょう!
接骨院と整形外科の違いとは?
ここでは接骨院と整形外科は何が違うの?ということに関してお答えしていこうと思います。
接骨院は何をするとこ?
整形外科は何をしてくれる?
というところに触れてから、違いに入っていきたいと思います。
接骨院/整骨院について
まず接骨院/整骨院は柔道整復師という国家資格をもった人がやっています。
健康保険を使うことができるので、病院(医療機関)を受診するのとシステムはほとんど変わりません。
細かいことを言うと患者さんの代わりに接骨院/整骨院側が「保険請求しますよ」という承諾を患者さんから戴いているんですよね。
まぁここはさほど重要ではないので深く突っ込むのはやめておきましょう。
もし「いや詳しく知りたい」という方は、記事の下にあるコメント欄から質問お待ちしていますね。
そして大事なのは、接骨院/整骨院では保険が使える範囲というのが限られているということです。
では何に保険が適用になるのでしょうか?
それは何かをしたときに痛めた、ケガによるものだけに保険が適用になります。
その例が、
・骨折
・脱臼
・捻挫
・打撲
・挫傷
といったものになります。
病気や慢性的なものには保険が適用になりません。
ケガの概念としてはここ最近なものに限られてしまうんです。
なぜかというと、例えば「3ヶ月前に痛くなったものが現在でも痛むんです」
これを聞いて、保険料を払う側としては「そんなに前に痛くなったものはケガが原因じゃないのでは?」という判断なんです。
もちろん3ヶ月経っても治らないケガはいくらでもあります。
でも現状、判断はそうなんです。
なので、肩こり、腰痛、だるい、といった、慢性的なものには保険がきかないんですね。
ちょっと話が脱線してしまいました。
あと接骨院では、材料費と呼ばれるもの(コルセットやテーピング等)は実費になってしまいます。
あとお薬の処方や使用も禁止されています。
整形外科について
次に整形外科についてお話ししていきたいと思います。
整形外科は医師の国家資格をもった人がやっています。
医師なので、いわゆる病気やケガ、なんにでも保険が適用になります。
注射やお薬、画像診断(レントゲン等)もしてもらうことができます。
接骨院/整骨院と整形外科の違い
じゃ接骨院/整骨院と整形外科の違いはなに?
というところに入っていきたいと思います。
ここまでの説明でだいたいわかった方も多いかと思いますが、簡単にいうと「整形外科(医師)はなんでも治療できるけど、接骨院/整骨院(柔道整復師)は限られますよ」ってことなんです。
接骨院/整骨院 | 整形外科 | |
ケガの治療 | ○ | ○ |
病気の治療 | × | ○ |
薬、注射 | × | ○ |
交通事故治療 | ○ | ○ |
ここで交通事故の治療を挙げましたが、これについてもケガとみなされたものに限られます。
なので一度、医師の診断を受けてから接骨院/整骨院に通う方がいいです。
接骨院/整骨院に通う意味はある?
おそらく上記の違いだけをみると、整骨院に通うメリットって何かあるの?
と思われた方が多いのではないでしょうか。
そりゃそうですよね、整形外科は何でも保険がきくんだから整形外科に行っておけば間違いない。
この考えは決して間違いではないと思います。
しかもお医者さんですしね。
ただ痛みというところにスポットを当ててみると、実際、薬や注射だけでは治らないといったものがたくさんあります。
そして画像診断で異常なかった、だけど痛む。
これは逆もしかりで、接骨院/整骨院でなかなかよくならないといったものもあります。
そして接骨院/整骨院での施術は、多くのところが手技療法(手での施術)をメインにやっています。
患者さんの中にはこういった治療を好む方もたくさんいます。
あと窓口での負担額も、整形外科に比べると接骨院/整骨院の方が安価です。
こういったところでも接骨院/整骨院が選ばれる理由があると思います。
後は、患者さんの選択肢も増えますしね。
整体院(治療院)って?
よく接骨院/整骨院と整体院を一緒と勘違いされている方がいますが、ここも接骨院/整骨院を整形外科が違うくらいの差があります。
整体院というのは、国家資格をもたない人がやっていることがほとんどです。
そして資格というのは民間で発行された資格(民間資格)になります。
なので保険を使用することはできません。
そして民間の資格なので、知識や技術に差があります(技術に関しては接骨院/整骨院同士でも差がありますが)。
悪くいったら、あなたが明日から整体院をやりたいと思えば、明日からすることが出来ます。
中には素晴らしい技術をもった方もいますが、これに関してはほんとに差があると思います。
選ぶのは患者さんの自由なので、あとはどういった違いがあるんだろうということは頭に入れておいていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は接骨院/整骨院と整形外科の違いについて学び、整体院についても触れていきました。
保険というところだけで見てみると、
・接骨院/整骨院はケガだったら保険適用
・整形外科は何でも保険適用
・整体院は保険適用外
ということでした。
日本の医療は、医師が頂点に立っていて、その下に他の医療資格の分野の人がいる構図になっています。
医師が出来ない医療行為はないといった感じですね。
ただ実際に行われる治療は本当に様々です。
接骨院/整骨院をひとつとっても、治療の仕方は本当にいろいろなんです。
なので、もし通う際には、私はここの治療があっている、信頼できる医療機関にかかりたいものですね。
もし分からないことがありましたら、記事の下にあるコメント欄から質問お待ちしております。
気軽にお問合せください^^
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