外反母趾でお悩みの方、こんにちは!
骨・筋肉の専門家として、はや十数年。
さまざまな足を診てきました。
ここでは、外反母趾について単純明快に、そして病院へは行きたくない!ご自宅で出来る治し方をご紹介していこうと思います!
あなたに当てはまる事柄が、必ずあると思いますので、ぜひご覧になっていって下さい!
外反母趾とは?
【図1】
上記の【図1】が足を単純に描いたものです。
外反母趾とは、親指の付け根の部分が異常に外を向いてしまったものを指します。
片方の足だけで比べると分かりやすいですね。
外反母趾になってしまう原因には、さまざまなものがあります。
では原因や特徴についても触れていってみたいと思います。
外反母趾の原因は?
ここでは、主な原因について触れていきます。
一番はやはり、靴にあることが多いと思います。
女性のパンプスやヒールといったものの、形に原因があります。
【図2】
デザイン(見た目)の良い靴→先が細い
本来足は、かかと側は細く、指の方にいくに従って広くなっていきます。
明らかに足の形に対して、反していますよね。
これが外反母趾の原因の多くを占めています。
そして他には、
・高いヒール→前体重になり、親指付け根の負担++
・遺伝
・筋力の低下
などが考えられます。
遺伝に関して少し。
親が外反母趾だからと言って、必ずなるわけではありません。
ただ体つき(体型)も、親の影響をうけます。
少なからず関与はあると考えます。
外反母趾の特徴は?
今度は特徴について。
外販母指は、男性1<女性9 といったように、圧倒的に女性に多いです。
理由は、原因にも挙げた、ヒールやパンプスの影響。
そして、筋力の影響もあるでしょう。
基本的に女性の方が、筋肉量は少ないです。
【図3】
図3を見ていただくと「縦アーチ」というものがあります。
これは筋肉が構成しています。
この縦アーチが崩れると、足が疲れやすくなったり、足の形を支えることが難しくなります。
縦アーチが崩れたものを、偏平足といいます。
あと他の特徴としては、図2でも挙げたように、外反母趾の人は親指だけでなく、足の指全体に悪影響を与えます。
指の間隔は狭くなり、蒸れやすくなります。
小指は他の指とは違い、小さいので、爪が削れていきます。
外反母趾の方のほとんどは、小指にも影響が出ています。
外反母趾の認識(大事)
外反母趾は、図1でも書いたように、変形になります。
骨が変形し、そこに炎症や、変形した部分が外的要因に触れて、痛みが出ます。
単純ですよね。
これを踏まえて今度は、外反母趾の予防や、治し方についてみていきましょう。
外反母趾の治し方は?
ここでは外反母趾に効果があるものと、ないものの選別をしていきます。
ある、ないで分けると、少なからずはあるというものが出てくるのですが、ここでは自宅で出来て効果があるもの以外は、ないに分別します。
ちゃんと理由も述べていきますので。
外反母趾に効果があるもの
・マッサージ
・足底筋群の運動・ストレッチ
・グッズ(サポーター)
マッサージ
マッサージは、ご自身で行うのは大変で疲れるので、下記のようなものを使って行うのをオススメします!
これだったら100円均一でも売っていると思いますし、お手軽ですよね。
もしこれで痛い場合は、座って使って下さい。
そして注意点としては、突起上になっているものはオススメしません。
下記のようなものです。
こういった形状のものは、痛くて逆効果です。
本来身体は、そんな強い刺激を求めていません。
あと、テニスボールを使って、足の裏をコロコロなんていうのもありですね!
足底筋群の運動&ストレッチ
運動は、指先を使うものがオススメです。
例えば、床にタオルを敷いて、指先でそのタオルを握り込む。
これは「タオルギャザー」という運動です。
足底や外反母趾部に痛みがある場合は、運動はしない方がいいでしょう。
こういう運動をすると、足の裏がツってしまうというのをよく聞きます。
この場合は、ストレッチ不足と習慣が関係してきます。
運動に慣れてくると、ツルといった症状も減ってきます。
ストレッチは筋肉の状態を改善してくれるのでオススメです。
では次にストレッチについて触れていきましょう。
ストレッチ
ストレッチも下記のようなグッズを使って行う方が楽で、気持ちイイのでオススメします。
あと女性だと、足のマニキュアを塗る際に指の間に入れるグッズもありですね。
よく100円均一でも見掛けますね。
足の指と指の間を、じっくり広げてあげるのはとても効果的です。
これを自分でやるのは大変なので、グッズを使ってやるのがいいでしょう。
サポーター
よく外反母趾用のサポーターを見掛けますが、これは外反母趾を治すというよりも、酷くしない、予防といった感じでしょう。
外反母趾は変形なので、サポーターでその変形を治すというのはかなり難しいと思います。
あと縦アーチをグッズを使ってというものも見掛けますが、
これも一時的で、モノによっては逆に痛くなってしまうという方もいるので、
もし使う際は柔らかめのものをオススメします。
でもあまりコレっ!といったサポーターがないのが実情ですかね。
外反母趾に効果がないもの
・テーピング
・よく分からないグッズ
テーピング
テーピングは効果あるでしょ!という人も多いかと思います。
ただここでは効果がないに分類させていただきました。
というのもまず、テーピングは耐久性や衛生面、貼り方、肌への影響等を加味して、あまりオススメできません。
専門家が貼ってくれるなら別ですが、ここではあくまでご自宅でというのを前提にしています。
あと、どうしても足は汗をかきやすく、蒸れやすい場所なので、衛生面的にもいまいちです。
テーピングはとてもいいんですが、使い勝手が自分でといった場合はいまいちという点でなしにしました。
よくわからないグッズ
外反母趾で検索すると、ありとあらゆるグッズが出てきます。
それだけ外反母趾に悩んでいる方が多くみられるという現実があるのでしょう。
そして下記のようなグッズは、医学的観点や理論的に効果が未知数というものを挙げました。
中には効果があるといった方もいると思うので、否定はしませんが、
どこまで効果があるかは不明な部分が多いのではないかと。
酷い外反母趾の対処法
外反母趾は変形によって、炎症や外的要因に触れて痛みが発生するものになります。
痛みが強い場合は、炎症を抑える為に、アイシング<冷やす>や湿布などの抗炎症剤が効果的です。
そして外反母趾部分が外部に触れるのを抑える為に、当たる部分にパッド<柔らかいもの>を使用する、あとは靴選びですね。
なるべく幅広なタイプの靴を選びましょう。
そして、あまりにも酷い場合には、変形なので、手術をしない限りは見た目的なものは元通りにはなりません。
手術はその出た部分の骨を削るといった手術になります。
ということは、そうなる前の予防や対策が重要になってくるということです。
若いうちは靴選びでも、身体のことよりデザイン重視、あまり気にしない方が多いかもしれません。
出来る範囲で、身体を気遣ってあげることが、長い目でみた時に差が出てくるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は外反母趾についてまとめていきました。
外反母趾は簡単に言ってしまうと、骨の変形になります。
なので、酷くなった場合は、手術以外で治すことはほぼ不可能に近いと考えた方がいいです。
ただ外反母趾でも程度があります。
「酷くしない」といった点が大事になってきますね。
足だけでなく身体には十分に気を付けて、日々を送っていきたいものですね。
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