オレオレ詐欺=振り込め詐欺にご用心!
テレビや警察、銀行でもこんなに注意や警告を発しているにも関わらず、いまだにオレオレ詐欺が横行しています…
このオレオレ詐欺。
基本的な手口はあまり変わっていないようですが、なぜか減らない…
そして最近では、また違った「新手」なやり方も出てきているようです。
そこで今回は、そんなオレオレ詐欺(振り込め詐欺)について、対策法、新手な手法、なぜ減らないのか?等について触れていってみたいと思います!
目次【contents】
オレオレ詐欺の基本的な手口とは?
ではまず、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)の手口について触れていってみたいと思います。
基本的な手口は今も昔もそれほどは変わっていないようです。
詐欺グループ
↓
高齢者宅にTEL
↓
「オレオレ」と子供or孫に成りすます
↓
仕事でお金が必要になってしまって…
↓
お金を要求
↓
高齢者はお金を振り込むor渡してしまう
上記の内容が、昔から変わらない基本的な流れでしょう。
これだけ見ると、
「よくこれで何百、何千万円というお金を振り込んでしまうな」
と思ってしまうのは私だけでしょうか??
あとよくこんな大金を簡単に振り込んでしまうなぁ、とも。
ただここにはひとつひとつポイントがあって、
ちゃんと相手が振り込まないとと思わせるテクニックが組み込まれています。
ちょっと深堀してみたいと思います。
オレオレ詐欺に騙されてしまう理由
まず電話をかける詐欺グループは、ある程度高齢者側の情報を持っている場合があります。
これはあらかじめ、過去に騙された等で詐欺グループ内でリスト等があって、それを元に電話してくるパターン。
例えば、孫の名前で電話をかけ、高齢者側の名前も知っていて、あと一つぐらい情報を掴んでいたらどうでしょう??
「おっ、孫から久しぶりに電話がかかってきた」と思いこんでしまう可能性が高いのでは。
そして、「お金の話とはいえ、祖父や祖母を頼って」わざわざ電話をかけてきた。
「親には言いづらいんだな」と悟ったりする。
そして人は、頼られると相手の為に何かしてやりたくなるものです。
そしてある程度年齢がいった立場からしたら、
「困っている孫の為に、やってあげれることと言ったらお金を援助してあげることぐらい」。
「生活は大丈夫だから、振り込んであげよう」
こんな心理が働き、騙されてしまった…
これがリストがあったパターン。
ではリストがなかった場合はというと…
オレオレ詐欺でリストがない場合は?
最近はこのリストは関係なく、ランダムに電話をかけて、
その場で巧妙に相手の情報を引き出して、話を進めていくパターンが多いようです。
その方が手間もかからないでしょうしね。
あとの手口は、リストがある、ないに関わらず、上記の騙されてしまう理由に当てはまると思います。
オレオレ詐欺に騙されてしまう理由【その2】
「不安をあおり、急がす」。
まず詐欺グループは、
会社の場合、「何百万円がないと会社をクビになってしまうんだ…」
事故の場合、「このお金がないと捕まってしまう…」
と子供や孫がピンチということを強調し、高齢者の不安をあおります。
実際、冷静に考えれば「そんなことあるか?」と思いがちですが、
ここでさらに追い打ちで、急がせます。
高齢者に、考える時間や確認をさせないようにします。
「すぐに」「今日中に」
といった感じですね。
そうすると、冷静さを欠くので、おかしいと思うよりも、「はやくお金を準備しないと」
といった心理に陥ってしまいます。
これは、「個数限定」や「期間限定」に似ていますね。
そして最後に、
お金を指定された口座に振り込む
or
お金を取りに来た詐欺グループに渡してしまう
or
郵送
といった感じでしょう。
銀行や郵送する際にも勧告がありますが、どこまで効果があるのかは難しい範囲でもあるのかもしれませんね。
オレオレ詐欺の手口は日々進化している!?
過去には、様々な新手な手口でのオレオレ詐欺が行なわれてきました。
弁護士や警察を名乗り、何人からも電話がかかってきて、信ぴょう性を高める。
子供や孫を名乗り、「電話番号を変えたから今度からはここにかけてきて」などなど。
そしてつい先日には、こんな新たな手口がニュースになりました。
なんと「ミカンを送る」は詐欺の予兆とのこと!!
「ミカン??」
簡単にいうと、
まず息子や孫を名乗る
↓
ミカンをたくさん貰ったから送るね(ワンクッション)
↓
そこからオレオレ詐欺に
といったように、ワンクッションを挟んでから犯行に及ぶとのこと。
それがたまたま「ミカン」だったという話。
詳しく知りたい方はこちら↓をどうぞ。
今はこんなミカンの商品もあるんですね。
オレオレ詐欺の対策法は?
ではもしオレオレ詐欺にあってしまった場合の対策法は?
ということですが、よく言われているものは下記のようなものですね。
・冷静になる
・まずは疑い、相手に質問をしてみる
・息子や孫に高齢者側から連絡を取る
・お金の話が出たら電話をきる
一度電話をきるというのもありますが、詐欺グループも可能性があれば必ず再度電話はかかってきます。
おそらくあまり対策にはならないでしょう。
そして息子や孫に連絡を取ってみるというのは、普段から連絡やコミュニケーションを取っておくというところに繋がってきますね。
普段からそういった連絡を取っておけば、声だって聞き憶えがあるだろうし、口調だって違うことでしょう。
そして電話でも雰囲気は伝わります。
すぐに違うと分かるのではないでしょうか。
オレオレ詐欺対策で、こんなグッズが!
ここでは何点か、オレオレ詐欺グッズをご紹介していきますね。
中にはオレオレ詐欺にちなんで、こんな商品まで…
オレオレ詐欺が減らない理由
ではなぜ、オレオレ詐欺が減らないのでしょうか?
そこにはいくつかの理由が混在しているのではないかと思います。
・ターゲットが高齢者
・疑う文化があまりない
・高齢者はお金を持っている
・核家族が増えた
・コミュニケーション不足
上記のような理由が混ざり合い、そして日本人心理をついた犯行手口。
こういった事柄から、なかなかオレオレ詐欺が減らない理由に繋がっているのではないかと思います。
ただこういった犯罪の裏には、もっと根深い問題が潜んでいるんでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、オレオレ詐欺についてまとめていきました。
オレオレ詐欺の手口は日々形を変えて高齢者に迫ってきます。
そして日々巧妙になってきています。
「ミカンを送る」なんていうのはまさにそうですよね。
ただ、オレオレ詐欺の基本的な手口は、あまり変わらないのが実情です。
あとはいかにこういった知識を頭に入れて置くか、本当に心配だったら、ご紹介した対策グッズを使うのもありでしょう。
でも一番は、オレオレ詐欺対策どうこうよりも、普段から連絡(コミュニケーション)を密にとっておくということが大事になってくるのではないでしょうか。
本当はこういった犯罪をする人が居なくなれば、被害に合う人も居なくなるんですが、言葉でいうほど簡単ではないですよね。
自分の身は自分で守り、周りでも呼びかけ、オレオレ詐欺には絶対に騙されない!ように心掛けていきたいものですね。